今月のエッセイ(2025/9)
Author: セプティマ・レイ
9月になりました。今年は猛暑が続いていて、日中に外出するのはなかなかしんどいです。8月30日(土)に大学院の入試があったのですが、千駄木駅から東洋大学まで20分歩くのはきつすぎるので、白山駅から大学まで徒歩5分の通勤路を選択しました。ただ、健康のために、週3回くらいは柏の葉公園で1時間くらいジョギングや散歩をしています。もともと汗をかかない体質なので、暑さには耐性がありますが、それでもこの猛暑は体にこたえます。ただ、これから涼しくなるはずなので、健康のために適度な運動は続けるつもりです。
8月27日に1年ぶりに健康診断に行きました。昨年からヘルチェックに変わったのですが、ここは細かく時間が指定できるので、スムーズに診断を受けることができます。それまでは春日クリニックだったのですが、時間が指定できなかったので、いつも混んでいて時間がかかりました。ヘルチェックは待たされることなく、診断が進むので、あっという間に終わります。日本橋のヘルチェックは駅に直結しているので、交通の便も良いです。これなら「健康のために受けに行こう」という前向きな気持ちになれます。
20年かけて執筆した『アメリカ著作権法』が無事5月に発行されたので、『よくわかる音楽著作権ビジネス』の改訂作業に取り掛かりました。とはいえ、基礎編50話、実践編40話の改訂作業には膨大な時間がかかります。6版が出版されたのが2021年11月なので、ほぼ4年前です。しかし、「たかが4年、されど4年」です。4年間で音楽業界はずいぶん様変わりしました。今回は書き下ろしよりも内容のアップデートに重点を置いているので、話数は変更しない予定です。それよりも内容をさらに充実させるべく、毎日パソコンと向かい合っています。
柏の葉公園内にドトールがオープンしました。私はドトールのミラノサンドAが大好きで、ドトールに入ると必ずミラノサンドAを注文します。早稲田大学で教えていた時は、早稲田駅そばのドトールで毎週ミラノサンドAとアイスカフェラテを注文していたのですが、最近ではめっきり行かなくなりました。なので、近所にドトールがオープンしたことは本当にうれしい出来事でした。今では週1回のペースで通っています。ここは店内が広く、居心地もいいので、公園の散歩の途中に行くのに最適です。これからは涼しくなるので、時間を見つけてドトールでお茶しようと思います。
内田貴先生の名著『民法Ⅰ』が改訂されたので、購入して読みました。民法改正の審議会で経済界からさまざまな反対意見が出て、法案として意見がまとまらなかった条文が多々あることが記載されています。ここでも政治力学が働いてしまうのかと残念な気持ちになります。一方、著作権法の世界では、30条の4(著作物に表現された思想または感情の享受を目的としない利用は自由かつ無償)が大きな問題になっています。法律改正時には、ここまでAIが進化するとは思わなかったのでしょうが、技術の世界はわれわれの想像を遥かに超える速度で進みます。技術が深く関わる法改正はもっと慎重に審議すべきではなかったかと思われる今日この頃です。